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【日本版AmazonGO】赤羽駅の無人店舗をApple Watchで試してきた

『日本版Amazon GO』とも言われている赤羽駅の無人AIレジ店舗「TOUCH TO GO」を『Apple Watch』で体験してきました。実証実験店舗なので多少のトラブルに巻き込まれながらも、少し先の未来を感じることができましたのでメモしていきます。

 場所・混雑具合・店舗の外観

『JR東日本』と『JR東日本スタートアップ』は今回と同様の無人店舗実証実験を昨年2017年11月頃に大宮駅で実施しており、今回は大宮駅から東京方面に南下した赤羽駅での実験となりました。

実は先週末の土曜日に赤羽駅を訪れたのですが、土日祝日は休業日のため体験はできず…平日に再訪問しての体験となりました。

店舗は赤羽駅5、6番線の高架ホーム上の東京寄りにあり、オープン当初は改札階まで行列が伸びた上に、入場整理券を配布するほどの大盛況のようでしたが、オープンから時間が空いた10月後半(10/24)の平日18時頃では待ち人数はわずか3人ほど。5分も待たずに体験できました。

私が体験した後の18時半近くには帰宅ラッシュと併せて列が伸びる一方だったので、混雑を避ける場合には日中帯のうちに体験するのが一番良さそう。

店舗の外観に特別な装飾などはなく、裏側から見ると駅コンビニのNewDaysが入居している建物とそう変わらないシンプルなお店です。

無人店舗だけあって、店舗内自体には店員はいないのですが、店舗外に係員が2〜3人ほど常駐していました。

利用方法など

改札階などに待機列が出来ていなければ直接店舗前の待機列に並んで順番を待ちます。一連の利用方法は以下の通り。

  1. スタッフに案内されたタイミングで店舗入口横のICリーダーにSuicaをタッチすると聞き慣れた「ピッ」という音が微かに鳴り、入口扉が自動で開くので入店。
  2. 店舗内に入り、自由に商品を手に取ります。手に取った商品は鞄に入れても大丈夫。別の場所に戻さないようにだけ注意。
  3. 購入する商品が決定したら店舗出口前の決済ゾーンへ進みます。
  4. 決済ゾーンに入ると購入内容が表示される液晶モニタとICカードリーダーが埋め込まれた筐体があり、液晶モニタにシステムが認識している購入商品が表示されます。購入する商品と同じ商品がリスト内に含まれているか確認します。
  5. もし足りない場合や購入しようとしていない商品が含まれいる場合は液晶モニタ上で修正してきます。決済ゾーン横にはバックヤードに待機しているスタッフの声が流れるスピーカーが設置されており、決済ゾーンに入った時に商品の修正が必要な場合は教えてくれる事も。
  6. 購入する商品の修正が完了、商品リストが問題無い場合は、ICリーダーにSuicaをタッチし、決済します。決済が完了するとレシートが払い出され、決済ゾーンのゲートと店舗出口の自動ドアが開き、退店します。

上記の手順で普通なら5分もかからない体験ですが、ちょっとしたトラブルに巻き込まれてしまいました…

実際に体験

早速列に並んで入店を待ちます。店内は撮影禁止なので内観の撮影は店舗外から体験前に済ませておきました。

待機列に並ぶと以下のような注意書きを手渡され、係員から簡単な説明があります。この店舗の説明を受けていたときに「オートチャージはされないので気を付けてください」と説明がありました。

基本的に交通系ICカードであればSuica以外でも対応しており、ICカードタイプ、モバイルSuicaもOKとの事。スマホ片手に入店する方がほとんどでした。

渡された注意書きを読んでいると自分の番が巡ってきました。店舗内で買い物を終えた方が退店したため、スタッフに促されてApple Watchを店舗入り口のリーダーに読み込ませていざ入店。

店内は最大で3人まで同時に買い物できるようになっているようですが、当時はあまり混雑もしていなかったので2人づつ店内で買い物を楽しんでいる状況でした。

買い物の仕方も人によって癖が出ていて、普通に商品を手に持って決済ゾーンに入る人、入店前に買い物カゴは無いのかスタッフに確認する人(無いです)、決済ゾーン横にあるビニール袋を最初に取り、その中に商品を入れていく人など…色々な方がいました。

私はちょっとAIを試してみるために手に取った商品を決済前にカバンの中に入れてしまおうと考えていました。AIは商品棚に設置されているセンサーと天井に設置されたカメラから取った商品を認識しているようです。

トラブル発生

商品を手にとって鞄の口を一旦開けようと、背の低い商品棚の天板に一旦商品を置いたところ店内のスピーカーから「申し訳ありません。エラーが発生しましたのでそのままでお待ちください…」と放送が。

店内には自分を含めて2人の買い物客がいましたが、もう1人の方は会計を行おうとしてたところでエラーとなった模様です。

そのあと、バックヤードに待機していたスタッフが店内現れ、手に持っていた品物を商品棚に戻して出口から一旦退店。システムの再起動を待っての再入店となりました。

その時にスタッフからは「商品棚の天板に品物を置くのはご遠慮ください」とも言われなかったのですが、『商品を別の場所に戻す行動』と私の『商品棚の天板に商品を置く行動』が同一とみなされて自分の行動がエラーの原因となっていた場合、同じ行動をして再度エラーとなってしまう可能性もあるため、あらかじめカバンに商品が入れられるように準備してから品物を取っていきました…。

同時に再入店した方が先に決済となったのですが、決済ゾーンで認識した商品が異なっていたようで手こずりながらも修正を行っていました。

この修正作業、思ったよりもハードルが高く、手間取る方が多いイメージでした。修正作業が多いということはそれだけシステムの認識率が良くないということでもあるんですが、このあたりはまだまだ実験が必要ですかね。

私も炭酸水とお菓子をカバンの中に入れて決済ゾーンに進むと、カバンの中に入れた商品は正しく認識されましたが、一度も手に取っていない商品も画面に表示されていました。

あまり認識システムの調子が良くなかったのかな…と内心思いつつ修正作業を行い、リーダーにApple Watchをタッチして決済、印刷されたレシートを取り、退店となりました。

店内は紀ノ国屋の商品が並んでおり、普通のキオスクに並んでいるような商品も一部だけありましたが、珍しいお菓子や飲み物が並んでおり、ふと気になった商品を取っていきました。

あとがき

実証実験ということなのでまだまだこれからの技術ですが、予想していたより実用化はまだまだ先の話になってしまうのかな、という感触でしたが、ぜひ実用化に向けて頑張ってもらいたいです。

jrestartup.co.jp